富下会計事務所は1965年の創業以来、北九州市とその近郊の中小企業様に税務・会計・財務の分野の専門サービスを提供しています。企業コンサルティングから相続コンサルティング、経理改善コンサルテイングなど、その時代時代でお客様のご要望に応じたサービスをご提供できることが強みです。特に不動産業の税務・会計に関する知識や経験は豊富です。

現在は富下会計事務所で主に相続コンサルティングを担当しています。具体的な業務内容としては、相続税の節税対策、資産の評価、遺言書の作成、家族信託の設定など、お客様のニーズに合わせて多岐にわたるサービスを提供しています。特に注力しているのは、お客様にとって最適な相続計画を練ることです。例えば、最近はある家族企業の後継問題を解決するプロジェクトに取り組みました。具体的な成果として、相続税負担を約30%削減し、企業の資本構造も整えることができました。

このような実績を上げるためには、税法はもちろん、金融商品や不動産、さらには人間関係や法律に関する多角的な知識とスキルが求められます。そういった多様な知識を活かして、お客様のお悩みを解決できる瞬間が、この仕事の一番の魅力と感じています。

仕事をする上で特に大切にしているのは、お客様の状況やニーズを深く理解することです。相続コンサルティングは非常にデリケートな問題が多く、一方的なアドバイスや方針では解決に至らないケースが多いです。そこで、まずはしっかりとリスニングをし、お客様の心の中まで理解を深めるように努めています。

また、最新の情報や法改正に常にアップデートしていることも重要です。税法や相続関連の法律は頻繁に改正されるため、時折、自分自身で研修に参加したり、資格の更新に励んでいます。さらに、チームワークも非常に重視しています。相続問題は多岐にわたる専門知識が必要な場合が多く、それぞれのスキルセットを持つ同僚と協力しながら最適な解決策を見つけ出すことが多いです。

このようなプロフェッショナルなチーム環境が、お客様への高品質なサービスを提供する基盤となっています。

やりがいを感じるのは、お客様の相続に関する問題やお悩みを解決した瞬間です。特に、複雑な家庭状況や資産構造に対して、最適な解決策を提案し、それがお客様の負担を軽減したり、家族間のトラブルを未然に防いだりした時には、この仕事をしていてよかったと心から感じます。面白さは、そのプロセス自体にあると思います。

相続は多角的な要素が絡み合っており、単に数値や法律をこなすだけではなく、人間関係や感情、さらには未来のビジョンまで考慮しなければならない点があります。その全てを考慮しながら最適なプランを作成する過程は、頭脳戦のような面白さがあります。

このように、お客様の命に関わる重要な問題に対してプロフェッショナルなサービスを提供できることが、私がこの仕事において最も価値を見出している部分です。

この流れは一例ですが、お客様のニーズや急な相談にも柔軟に対応するため、日によってはスケジュールが大きく変わることもあります。何があっても、お客様に最適なサービスを提供することを心掛けています。

印象に残っているエピソードは、あるお客様の家族企業の相続問題に対応したケースです。お客様は多くの資産を持っていましたが、後継者が明確でなく、また、家族間での意見が分かれていました。初対面の時、お客様は非常に緊張されていて、どのように手を付けてよいか分からないとおっしゃっていました。

数ヶ月にわたるヒアリングとプランニングの結果、税負担を大幅に削減するとともに、ご家族様が納得する形で資産を分ける方法を見つけることができました。その後のお客様からの感謝の言葉と、そのご家族様が笑顔で過ごしている写真を見た時、この仕事のやりがいを改めて感じました。この経験から、お客様と深く関わり、信頼関係を築くことの重要性を痛感しました。

お客様の生活や未来に大きな影響を与える仕事だからこそ、その信頼は何物にも代えがたい価値があると実感しています。