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北九州の記帳代行・経理アウトソーシング|税理士による経理業務効率化支援

2025-09-19
  • 税務実務

記帳代行とは

記帳代行とは、企業の記帳業務を税理士や外部の専門家に委託することです。領収書や請求書をもとに、税理士が会計ソフトへの入力、帳簿の作成を行います。小規模企業では専任の経理担当者を雇う余裕がないことが多く、記帳代行を活用することで、経営者は記帳業務に時間を取られず本業に集中できます。また、税法に基づいた正確な記帳が可能になります。

記帳代行の必要性

小規模企業では、専任の経理担当者を雇う余裕がないことが多く、経営者自身が記帳業務を行っています。しかし、記帳業務は時間がかかり、本業に集中できなくなります。記帳代行を活用することで、経営者の負担が軽減され、税法に基づいた正確な記帳が可能になります。経理業務の効率化は、企業の成長にとって重要な要素です。

経理アウトソーシングとは

経理アウトソーシングとは、記帳代行に加えて、経理業務全般を外部に委託することです。請求書の発行、入金管理、支払業務、給与計算なども含まれます。経理アウトソーシングにより、経理業務全体を専門家に任せることができ、経営者は経営に専念できます。中小企業にとって、経理アウトソーシングは経営資源を本業に集中させる有効な手段です。

記帳代行のサービス内容

税理士による記帳代行では、会計ソフトへの入力、仕訳の作成、帳簿の作成、試算表の作成などの基本サービスに加えて、証憑書類の整理、請求書の発行、入金管理、支払業務などの追加サービスも提供されます。企業のニーズに応じて、必要なサービスを選択できます。ここでは、記帳代行の具体的なサービス内容を紹介します。

基本サービス

税理士が領収書、請求書、通帳のコピーなどをもとに会計ソフトに入力し、取引内容を確認して適切な勘定科目で仕訳を作成します。そして、総勘定元帳、補助簿などを作成し、毎月または四半期ごとに試算表を作成します。これらの基本サービスにより、正確な帳簿が作成され、企業の財務状況を把握できます。

追加サービス

証憑書類の整理

領収書や請求書を整理し、ファイリングします。

請求書の発行

請求書を作成し、取引先に送付します。

入金管理

売掛金の入金を確認し、消込を行います。

支払業務

買掛金の支払いを管理し、振込を行います。

給与計算

従業員の給与を計算します(別途料金)。

資金繰り表の作成

今後の資金の動きを予測します。

記帳代行のメリット

記帳代行を利用するメリットを紹介します。

メリット1:本業に集中できる

時間の節約

記帳業務に費やす時間を、本業に充てられます。

経営者の負担軽減

経営者が記帳業務から解放され、経営に集中できます。

メリット2:人件費の削減

経理担当者の雇用不要

専任の経理担当者を雇う必要がありません。

コスト削減

経理担当者の人件費(給与、社会保険料など)を削減できます。

費用比較

| 項目 | 経理担当者雇用 | 記帳代行 | |------|--------------|---------| | 月額費用 | 20〜30万円 | 2〜5万円 |

メリット3:正確な記帳

税法に基づいた記帳

税理士が記帳するため、税法に基づいた正確な記帳ができます。

ミスの防止

経験豊富な税理士が記帳するため、ミスが少なくなります。

メリット4:タイムリーな経営判断

月次試算表の提供

毎月、試算表を提供することで、タイムリーに経営状況を把握できます。

経営判断のサポート

試算表をもとに、経営判断をサポートします。

メリット5:税務申告がスムーズ

決算がスムーズ

日頃から正確に記帳しているため、決算がスムーズに進みます。

申告書の作成

記帳代行と申告書作成を同じ税理士に依頼することで、連携がスムーズです。

メリット6:税務調査への対応

適切な証憑管理

領収書や請求書を適切に管理するため、税務調査に対応できます。

税理士の立会い

税務調査の際、税理士が立ち会います。

記帳代行の流れ

記帳代行の一般的な流れを紹介します。

ステップ1:契約

税理士と記帳代行の契約を締結します。

契約内容の確認

  • サービス内容
  • 料金
  • 資料の受け渡し方法
  • 試算表の提供頻度

ステップ2:会計ソフトの設定

会計ソフトを設定します。

勘定科目の設定

企業の業種に合わせて、勘定科目を設定します。

開始残高の入力

前期の決算書をもとに、開始残高を入力します。

ステップ3:資料の受け渡し

毎月、記帳に必要な資料を税理士に渡します。

提出資料

  • 領収書、レシート
  • 請求書(売上、仕入)
  • 通帳のコピー
  • クレジットカードの明細
  • 給与台帳
  • その他関連資料

ステップ4:記帳業務

税理士が記帳業務を行います。

入力作業

会計ソフトに入力します。

内容確認

取引内容が不明な場合、企業に確認します。

ステップ5:試算表の提供

記帳が完了したら、試算表を提供します。

試算表の説明

試算表をもとに、経営状況を説明します。

経営アドバイス

改善点や今後の対策をアドバイスします。

ステップ6:決算・申告

決算期には、決算書と申告書を作成します。

経理アウトソーシングのサービス内容

経理アウトソーシングでは、記帳代行に加えて、以下のサービスを提供します。

請求書の発行

請求書の作成

取引内容をもとに、請求書を作成します。

送付

郵送またはメールで取引先に送付します。

入金管理

入金の確認

通帳やネットバンキングで入金を確認します。

売掛金の消込

入金があった売掛金を消し込みます。

未入金の管理

未入金の売掛金を管理し、督促を行います。

支払業務

支払いスケジュールの管理

買掛金の支払い期日を管理します。

振込

支払い期日に振込を行います。

支払明細の作成

支払った内容を記録します。

経費精算

経費精算書の確認

従業員から提出された経費精算書を確認します。

支払い

経費を従業員に支払います。

資金繰り管理

資金繰り表の作成

今後の入金と支払いを予測し、資金繰り表を作成します。

資金不足の予測

資金不足が予測される場合、早めに対策を提案します。

記帳代行の費用

記帳代行の費用を紹介します。

料金体系

月額料金

毎月の取引件数に応じて、料金が設定されます。

料金表の例

| 月間取引件数 | 月額料金 | |------------|---------| | 50件以下 | 10,000円 | | 51〜100件 | 15,000円 | | 101〜150件 | 20,000円 | | 151〜200件 | 25,000円 | | 201件以上 | 30,000円〜 |

顧問契約とのセット

顧問契約と記帳代行をセットで契約すると、割安になることがあります。

セット料金の例

  • 顧問料:月額20,000円
  • 記帳代行:月額10,000円
  • セット料金:月額25,000円

追加料金

証憑書類の整理

月額5,000円〜

請求書の発行

月額5,000円〜

支払業務

月額5,000円〜

決算料

決算時には、別途決算料がかかります。

決算料の相場

月額顧問料の4〜6か月分

記帳代行を依頼する際の注意点

記帳代行を依頼する際の注意点を紹介します。

注意点1:資料の提出期限

期限を守る

資料の提出期限を守りましょう。

提出が遅れると、試算表の提供も遅れます。

注意点2:資料の整理

ある程度の整理

領収書や請求書を、ある程度整理して提出すると、料金が安くなることがあります。

注意点3:取引内容の説明

不明な取引の説明

取引内容が不明な場合、税理士から質問があります。

すぐに回答できるよう、準備しておきましょう。

注意点4:定期的な確認

試算表の確認

提供された試算表を確認しましょう。

誤りがあれば、早めに指摘します。

北九州で記帳代行を依頼するメリット

北九州市内の税理士事務所に記帳代行を依頼するメリットを紹介します。

対面でのコミュニケーション

北九州市内であれば、対面でコミュニケーションが取れます。

資料の受け渡し

資料の受け渡しがスムーズです。

経営相談

試算表の説明を受けながら、経営相談ができます。

地域の実情に合わせたサービス

北九州の企業の実情に合わせたサービスを提供します。

業種の特性

業種の特性を理解した記帳ができます。

緊急時の対応

急な相談や確認事項にも、すぐに対応できます。

よくある質問

記帳代行についてよくある質問に答えます。

記帳代行と顧問契約の違いは

記帳代行

記帳業務のみを委託します。

顧問契約

記帳代行に加えて、税務相談、経営相談、税務申告などを含みます。

領収書がない取引はどうすればよいですか

出金伝票の作成

領収書がない場合、出金伝票を作成します。

記録を残す

取引内容、金額、相手先を記録します。

会計ソフトは何を使いますか

クラウド会計ソフト

freee、マネーフォワード、弥生会計オンラインなど

インストール型会計ソフト

弥生会計、勘定奉行など

税理士と相談して決めます。

途中から記帳代行を依頼できますか

可能です。

年度途中からでも、記帳代行を依頼できます。

自分で記帳した方が安いのでは

時間の価値

経営者が記帳に費やす時間を、本業に充てた方が、売上が増える可能性があります。

専門性

税理士が記帳することで、正確で税法に基づいた記帳ができます。

記帳代行を依頼すると、経営状況が把握できなくなりませんか

試算表の提供

毎月試算表を提供するため、経営状況を把握できます。

経営アドバイス

税理士が試算表をもとに、経営アドバイスを行います。

まとめ

記帳代行とは、企業の記帳業務を税理士や外部の専門家に委託することで、会計ソフトへの入力、帳簿の作成、試算表の作成などを行います。

記帳代行のメリットとして、本業に集中できる、人件費の削減、正確な記帳、タイムリーな経営判断、税務申告がスムーズ、税務調査への対応などがあります。

記帳代行の流れは、契約、会計ソフトの設定、資料の受け渡し、記帳業務、試算表の提供、決算・申告です。

経理アウトソーシングでは、記帳代行に加えて、請求書の発行、入金管理、支払業務、経費精算、資金繰り管理などを提供します。

記帳代行の費用は、月間取引件数に応じて月額10,000円〜30,000円程度で、顧問契約とのセットで割安になることがあります。

記帳代行を依頼する際の注意点として、資料の提出期限、資料の整理、取引内容の説明、定期的な確認が重要です。

北九州市内の税理士事務所に依頼することで、対面でのコミュニケーション、地域の実情に合わせたサービス、緊急時の対応などのメリットがあります。

記帳業務でお困りの際は、税理士に相談し、記帳代行サービスを利用することをお勧めします。専門家のサポートにより、経理業務を効率化し、本業に集中できます。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。具体的な記帳代行サービスについては、税理士にご相談ください。

現在弊社では、ZOOMを利用したオンラインによる面談を行っております。
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